体圧分散することによる体への効果とは

体圧分散とは、身体に対してかかる圧力を均等に分散することです。

 

分かりやすい例を挙げてみましょう。硬い平面の床に寝ていると、床面には後頭部、肩から背中、お尻などが接しています。

 

つまり、これらの部位は体重を支えるために、圧力が集中的にかかっている状態です。反対に、接していない面では圧力がかかっていません。では床面がやわらかく、寝そべった時の姿勢に沿って動くことが出来るのならどうでしょうか。

 

この場合には、床面と接触する身体の部位が増えるため、圧力も分散されるのです。圧力が分散されるということは、身体の各部位にかかる力が弱くなることになります。この体圧分散の原理はマットレスで広く取り入れられ、活用がされています。

 

体圧分散しないと体に悪影響がでる

ところで、体圧分散がされないと、どうなってしまうのでしょうか。体圧分散がされないということは、身体の一部に強い圧力が掛かりつづけることです。人間の皮膚組織には毛細血管が貼りめぐらされているのですが、強い圧力によってこれらの血管が塞がれてしまうと、血流が滞ってしまいます。

 

もしも、この閉塞状態が長期間続くと、皮膚とその周辺組織に壊死が起こってしまうのです。この症状は一般的に床ずれ、医療や介護の分野では褥瘡とも呼ばれています。体圧分散のできるマットレスを使うことは、この床ずれを未然に防ぐことに繋がります。

 

体圧分散するメリット

体圧分散されることの一般的なメリットでは、肩こりや腰痛の解消があります。眠りは身体をリラックスさせる効果がありますが、身体の一部、とくに肩や腰に圧力がかかるのであれば、逆に負担となってしまいます。体圧分散がされることで、肩や腰も休まり、本当の意味でのリラックスが望めます。

 

また、寝返りの回数を少なくすることにもなります。寝返りは20回程度の適度な回数であれば眠りの質を高めてくれるものです。しかし、体圧分散がされていない、つまり身体の一部に強い圧力が掛かり過ぎている場合にも、無意識に寝返りを打って血流を良くしようとします。もしも寝返りの回数が多いのであれば、体圧分散が出来ていない可能性があります。体圧分散がしっかりとなされていれば、睡眠中に圧力を逃がすための寝返りを打つことはないのです。

 

 

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